濃紺の面の上に、砂色の平たい箱が4つ並んでいます。左の3つはふたが外して横に置かれ、中は空です。右端の1つだけふたが閉じています。細いティール色の光の線が、4つの箱の手前を横切っています。

iPhoneの写真を家族と共有しない方法|止めるべき4つの設定

家族と一緒にiPhoneを使っていると、自分の写真がどこまで見えているのか分からなくなります。ファミリー共有そのものは写真を共有しませんが、同じ家庭の中には写真を渡してしまう設定が別に4つあります。この記事では、その4つを見分けて、写真を削除せずに共有だけを止める手順を順番に説明します。

先に結論です。ファミリー共有に入っているだけでは、カメラロールの写真は家族に見えません。写真が見えるのは、共有写真ライブラリに参加している、共有アルバムに入れている、家族と同じApple IDでサインインしている、家族の端末でiCloud写真がオンになっている、のいずれかです。設定アプリで該当するものを一つずつオフにすれば、写真を消さずに共有だけを止められます。

写真を家族に渡している4つの設定

ファミリー共有は、購入した項目、サブスクリプション、iCloudストレージプラン、位置情報を家族と共有する仕組みです。写真ライブラリはその対象に入っていません。そのため、ファミリー共有をオフにしても写真の見え方は変わらないことが多く、逆にファミリー共有を使っていなくても写真が見えている場合があります。まず何が起きているのかを知りたい場合は、ファミリー共有で写真が見られるのかを確認する手順で現状を把握してください。

写真を実際に渡しているのは次の4つです。1つ目は共有写真ライブラリで、参加した時点で対象の写真が参加者全員のものになります。2つ目は共有アルバムで、招待した相手だけが見られます。3つ目は同じApple IDで、これは共有ではなく同一アカウントなので、写真は最初から一つのライブラリです。4つ目は家族の端末でiCloud写真がオンになっている場合で、同じApple IDと組み合わさると写真が自動で届きます。どれが当てはまるかによって、止め方も、止めたときに消えるものも変わります。

共有写真ライブラリから退出する

共有写真ライブラリは、参加者全員が同じ写真を追加も編集も削除もできる仕組みです。設定アプリを開き、上部の自分の名前、iCloud、写真、共有ライブラリと進むと、共有ライブラリから退出する項目があります。退出するときに、自分が持ち込んだ写真だけを持ち帰るか、ライブラリ全体の写真をコピーして持ち帰るかを選べます。前者を選ぶと、家族が追加した写真は自分の端末から消えます。

注意したいのは、退出しても家族の側からは写真が消えないことです。自分が共有ライブラリに入れた写真は、すでに家族のライブラリにも入っています。見られたくない写真が含まれている場合は、退出する前にその写真を共有ライブラリから自分の個人ライブラリへ移してください。共有ライブラリと非表示アルバムの関係もあわせて確認すると、退出後に何が残るのかが分かります。

共有アルバムと同じApple IDを止める

共有アルバムは範囲が狭く、招待した相手だけが見られます。設定アプリの写真に共有アルバムのスイッチがあり、これをオフにすると、自分が作ったアルバムも参加しているアルバムも表示されなくなります。個別に止めたい場合は、写真アプリのアルバムから該当の共有アルバムを開き、購読者を削除するか、アルバム自体を削除します。自分が購読しているだけのアルバムなら、購読を解除しても相手に通知は届きません。範囲の一覧は共有アルバムで誰が何を見られるのかにまとめてあります。

同じApple IDを家族と使っている場合は、共有の設定をどれだけ触っても写真は分かれません。アカウントが一つなので、写真ライブラリも一つです。この場合の正しい対処は、家族それぞれに自分のApple IDを作り、端末をそのIDでサインインし直すことです。切り替える前に、必要な写真を端末にダウンロードしておいてください。Apple IDは分かれていて自分の端末だけ同期を止めたいのであれば、iPhoneとiPadの写真を同期しない設定のほうが目的に合います。

見られたくない写真は写真アプリの外に置く

ここまでの設定はすべて、写真アプリの中にある写真を誰に見せるかを決めるものです。設定を一つ変えれば見え方が変わるということは、設定を一つ戻せばまた見えるということでもあります。家族が端末を手に取れる環境では、非表示アルバムも同じです。非表示アルバムは写真アプリの中の別の場所にすぎず、Face IDで開けます。前提を確かめるには非表示の写真がiCloudでどう扱われるかを読んでください。

本当に見せたくない写真は、写真アプリの外に移すのが確実です。Vaultaireは写真を端末内で暗号化して保管し、開けるのはあなたのパターンかリカバリーフレーズだけです。共有写真ライブラリにも共有アルバムにも現れず、iCloud写真の同期対象にもなりません。写真アプリから移したあとで元の写真を削除し、最近削除した項目も空にすれば、家族のどの共有設定からも届かなくなります。

関連ガイド

出典

よくある質問

ファミリー共有に入っていると家族に写真が見られますか?

いいえ。ファミリー共有が共有するのは、購入した項目、サブスクリプション、iCloudストレージプラン、位置情報などです。カメラロールの写真は含まれません。家族に写真が見えている場合は、共有写真ライブラリ、共有アルバム、同じApple ID、家族の端末のiCloud写真のどれかが原因です。

共有写真ライブラリから退出すると写真は消えますか?

自分の端末からは、退出時の選択によって変わります。自分が持ち込んだ写真だけを残す選択をすると、家族が追加した写真は端末から消えます。家族の側では何も消えません。自分が過去に共有ライブラリへ入れた写真は、そのまま家族のライブラリに残ります。

iCloud写真をオフにすれば家族には見えなくなりますか?

同じApple IDを使っている場合は、オフにした端末に新しい写真が届かなくなるだけで、すでにiCloudにある写真は家族の端末から見えたままです。Apple IDが別で共有写真ライブラリにも入っていないなら、そもそもiCloud写真経由で家族に見えることはありません。

家族に気づかれずに共有を止められますか?

共有アルバムの購読解除とiCloud写真のオフは、家族に通知されません。共有写真ライブラリからの退出も通知は出ませんが、参加者一覧から自分の名前が消えるため、家族が開けば分かります。共有アルバム自体を削除すると、家族の端末からそのアルバムが消えるので気づかれます。